泉房穂(前)市長の御言葉を検証する明石市民の会

泉房穂(前)市長の過去の発言を振り返り、明石や日本の将来について考えます

明石市が各種ランキングで1位、と第1位連呼の広報、恥ずかしくないですか?

2022年10月16日から11月30日まで1か月半にわたって、断酒、断煙ならぬ「断ツイッター」に成功した泉房穂市長でござりましたが、禁断症状が出てしまったのか、11月30日以降はパワー全開で、日々ツイートを連打されてきました。再開2日後の12月1日には、次のようにツイートされておられました。

 

 

明石市が各種ランキングで1位になっている。とても嬉しい。」とのつぶやきで始まり、三冠王でも獲得したかのごとく、派手な図表が張り付けられています。文字は小さいですが、よく見ると「本当に住みやすい街大賞2022 in 関西」で西明石が第1位、「(関西)住み続けたい駅ランキング」で人丸前駅が第1位、SUUMOの「【関西圏】子育てに関するサービスが充実している自治体ランキング」で明石市が第1位を獲得したようです。

 

この第1位を連呼した派手な図表の出典は、「広報あかし11月15日号」です。明石市広報課の公式ツイートでも2022年11月15日に「広報あかし11月15日号を発行しましました」と題する書き込みで、「すべての人にやさしいまちづくり進める明石市。市の魅力が多くの人に伝わり、今年も各種ランキングで上位に選ばれています。」と記載されています。

 

 

このランキングを見て、「明石すごい!」と感動し、誇りを感じた市民がいる一方で、「また泉の自慢話が始まった。こんな下らない信憑性のないデータを広報誌に載せているよ。バカバカしい。」とシニカルに受け止めた市民も少なからずいたものと思われます。

 

ちなみに、この広報課のツイートには、返信が3件あったようです。参考までに引用しておきます。

 

 

この手のランキングものは、マスコミや不動産関連企業、コンサル会社など様々な調査会社が手掛けており、同じようなジャンルのものであっても、結果が大きく異なるのが実情です。ランキングものは、話のネタとしては面白いですが、調査の対象や選択する指標、各指標の配点重みづけなどによって、結果は左右されます。調査主体の意図によって、改ざんとは言わないまでもデータ・クリーニングと称してデータが恣意的に調整されている可能性も否定できません。

 

なので、この手の民間のランキングに行政がいちいち振り回されて一喜一憂するのは愚かしいことですし、自らの自治体が上位にランキングされているものだけを作為的にチョイスして、自慢げに市民に提示するのは不誠実で滑稽なことです。

 

自身の市が上位にランキングされている調査がある一方で、類似調査において必ずしも上位にランクインせず、下位に留まっているようなものや不都合なデータも存在するはずです。

 

むしろ市政運営においては、自市の成績が悪いデータがあれば、そこから目を背けることなく、どこに問題があるかをしっかり検証し、改善に生かしていくことの方がよっぽど重要ではないでしょうかね。

 

それにしても、「No.1」を連呼する広告を、以前どこかで見かけたことがあるな、と思っていましたが、「本人」さんのツイートで思い出しました。そーだ、あのDHCの下品な広告とそっくりではないですか。

 

 

 

 

泉市長殿は、DHCからマーケティング手法を学んだのでしょうね。でも、DHCみたいに、あんまり品のないことやっていると市民からも愛想つかされちゃいますよ。